聴衆の盛大な拍手に激怒◉オットー・クレンペラー ワーグナー・ローエングリン抜粋

演奏会の珍事、というのか。聴衆の盛大な拍手に激怒して指揮者が指揮台を降りてしまった。どうしてなの変わり者なの、と思われそうだが有名な『ローエングリンの名乗り』の後、観客が延々と拍手したためクレンペラーが激怒。指揮をやめてしまったみたいです。
劇場主が熱心な説得をしますが、なかなか応じずに20分間演奏が止まります。ようやく出てきて再開しますが、観客が拍手した箇所は飛ばして演奏を始めます。中断した箇所から、説得をしているようなやりとり、その全てがレコードになっているという珍妙な、ありのままのライヴ盤。おそらく途中を演奏していないので、編集しようがなくてそのままレコード化したほうが、、、と、判断したのでしょう。熊本でも静かに終わるシンフォニーの最中に客席の携帯電話が響いて、指揮者がそでに引っ込んだことがありました。皆さん、観劇中の拍手どころは用心してください。

フィルハーモニアの録音が立派なのは当たり前。レコードをつくるために優秀な演奏者を集めたわけではな…