手応えに満ちたドラマ◉ケンペ指揮ロイヤル・フィル◉メンデルスゾーン・真夏の夜の夢、フンパーディンク・ヘンゼルとグレーテル

2015年6月17日はワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」が初演150年に成るというので、ワグナーがらみの一枚。ワーグナーの弟子で、ワーグナーの死後は息子のジークフリート・ワーグナーの作曲の先生であったエンゲルベルト・フンパーディンク。ポップス歌手と同名のクラシック音楽の作曲家だ。なかなか親しみはない名前だろうけど、ヘンゼルとグレーテルからの魔女の踊りや眠りの精は、子供の頃に人形劇や紙芝居で聞いている曲です。ドイツ人だったら子供の頃に聞いたよという作曲家だろう。
ケンペのレコードは高い。このレコードも28,000円という価格です。桁を間違わないように。
ルドルフ・ケンペはオーケストラでオーボエを吹いていました。オーケストラの演奏会でチューニングが始まる時に最初に音を出すのがオーボエです。ピアノ協奏曲ではピアノに音を合わせますが、理由はちょっと違う。オーボエという楽器は音程を取りにくいので、それに皆が音を合わせるのです。
自身の音がオーケストラのその日の色合いを決めると言っても良くて、指揮者も一番関心を寄せてますね。小澤征爾さんが良く、最初に拍手を送るのがオーボエ奏者やクラリネット奏者だ。そのオーボエ奏者出身のケンペのレコードが高額なのは、指揮者としてもその演奏家としての経験が生きているからです。なぜかは、ブログで。

超一流芸術家の貴重な遺産、屈指のレア度を誇る希少盤。何時もケンペの意欲が漲り、独特の対位法的なオ…